コンテンツセンター
デザイン担当
美術学部卒/2010年入社
創造するのは
作品ではなく商品。
人に笑顔を届ける
商業デザイナーを目指して。
夢が広がる未知の世界。
グッズのデザインや製作に興味
大学では商業空間や家具のデザインを勉強していました。就職先もインテリア関連の企業を志望していたのですが、世の中はリーマンショックで大混乱。大学の先輩からも、インテリア業界に絞らずに視野を広げて!と言われました。もともとものづくりが好きで、絵を描くことも大好きなので、雑貨関連企業やおもちゃメーカーなどにも足を運びました。合同企業説明会にも参加し、雑貨系企業のエリアで目に入ったのが日テレサービスでした。何をやる企業なのか、それまでは全く知らなかったのですが、映画グッズを作っていることを知り、映画好きの私は俄然興味が湧きました。話を聞くと、ドラマやキャラクターグッズの製作も行っているとのこと。しかも当社ではグッズを作るだけでなく、日テレ屋という店舗も持っており、自分の作った商品がお客様の手に渡るまでを見届けることができることに魅力を感じたことも入社の決め手です。
入社後はまず営業の基本を学び、その後製造業者とのやりとりや、ものづくりの流れを体験し、1年後にデザインチームへ配属。PCを使っての雑貨デザインは初めてで、戸惑いもありましたが、POPやチラシの作成から一つずつ学んでいき、2年目には番組グッズなどのデザインも担当するようになりました。
手にとって喜ぶお客様の笑顔が、
次へのモチベーションになる。
これまでに、人気テレビドラマで主人公が使うショッピングバッグの製作も手掛けました。脚本を読んでからイメージを膨らませ、モチーフを描き起こしたものを商品化。ドラマが話題になったことからSNSでも話題になり、ECサイトでの販売も絶好調でした。この仕事はデザイナー一人が商品を作るのではなく、営業、生産管理、品質管理など他部署との連携や、製造業者の方があって初めて完成するものです。様々な課題を一緒にクリアしながら商品発売という目標に向かって、チームが一丸となる。その過程にやりがいを感じ、実際にお客様が購入してSNSなどで喜んでいることがわかった時の達成感はとても大きなものです。
忘れてはいけないのは、私が作っているものは商品であって、作品ではないということ。プロデューサーや版権元への打診も必要ですし、正解がないので主観的な意見の取りまとめも難しいのが現実です。どこに着地するのか、商業デザイナーとしての判断が難しいこともあります。ただお客様が「欲しい〜!かわいい〜!」と言って手に取ってくれる様子を見た時は、それまでの苦労も忘れてしまうほど嬉しかったです。
女性が安心して長く働ける環境は、
すべての人も働きやすいということ。
2015年に長男、2017年に長女を出産しました。産休育休を取得し、長女が5歳になった2022年11月まで時短勤務をしていました。デザインチームでは初めて産休育休からの復帰したケースで、仲間の戸惑いもあったと思います。それでも毎日出社していたコロナ前では、会議を早めの時間に設定してくれたり、退勤予定の16時近くなると声をかけてくれたりと、同僚や上司がフォローしてくれました。他部署には子どものいる女性の上司がいましたので、色々相談に乗ってもらいました。現在はテレワークとフレックス制度を活用し、家事育児と仕事の両立が随分やりやすくなりました。子育て中の社員だけでなく、介護や通院など様々な事情を抱えている社員に寄り添ってくれる制度と雰囲気があり、働きやすい会社だと実感しています。
昨今、環境に配慮したSDGs関連商品も多く出ていますので、今後は新素材や新技術も取り入れたグッズを作りたいと思っています。息子の小学校でもSDGsに取り組んでおり、「お母さんの仕事は目標12の“つくる責任”だね」と言われてハッとしました。誰かをハッピーにするグッズが、地球環境の未来のためになっていたらよりハッピーだと思っています。ただ売るだけではなく、テレビ局のコンテンツ力を結集することでより魅力的な商品を生み出したいと思っています。
Daily schedule
1日のスケジュール(テレワーク)
13:00
12:00
9:00
始業。タスク・メールチェック。午前中は会議やチャットなど連絡も少ないのでデザイン作業に集中する
昼食。前夜や朝の子どもたちの残りでささっと食べ、30分ほど掃除や夕飯の準備などの家事
社内企画会議
14:00
版権元と監修会議
15:00
会議を踏まえてデザイン修正
17:00
終業。この後、子どもたちのお迎え、夕飯、入浴、絵本の読み聞かせなど22:30まで子どもたちとの時間